浴槽中のレジオネラ属菌対策について
近年、浴槽におけるレジオネラ属菌感染による死亡例が報告されているがその原因の一つとしてレジオネラ属菌の繁殖が問題視されている。
従来から、浴槽の殺菌は次亜塩素酸ソーダーを用いて行われているが、次亜塩素酸ソーダーでは配管や濾過器の中に発生するバイオフィルムの破壊は不可能であり、レジオネラ属菌の発生を防げていない。
そのレジオネラ属菌を殺菌する為に、濃度を高くすると不快な塩素臭がきつくなる問題がある。また塩素系殺菌剤は水中の有機物と反応し、発ガン性のあるトリハロメタンを発生する。最近、これに替わるものとして二酸化塩素が注目されている。
二酸化塩素はガスそのものとして塩素と同様に毒性のある物質であるが、水中に溶解することにより、比較的安全に取り扱うことが出来るものである。
二酸化塩素は、酸素の酸化力により菌を殺菌するもので、トリハロメタンを生成しにくく、塩素臭もなく、1999年飲料水用として許可されている。
二酸化塩素は細胞膜を酸化することにより殺菌するので、バイオフィルムも破壊することが出来るので、配管や濾過器内に繁殖するレジオネラ属菌の殺菌にも有効である。
我々の実験によると、少し濃度の高い二酸化塩素水を配管や濾過器の中を循環させることにより、レジオネラ属菌の温床であるバイオフィルムを破壊することが確認された。
プロジェクトーL