|
日本国内で温泉地は約3000ケ所あるといわれています。
その温泉地の90%以上が循環水型(じゅんかんすい)の温泉といわれています。
循環水型の温泉とは地表に降った雨が地中に何年かにわたって染み込み、地下にある熱源。例えば火山とかの熱源で熱せられて山の麓に湧き出でるタイプの温泉を言います。多くは無色透明で単純泉とか弱塩泉とか呼ばれている温泉です。
地球上でもっとも多い鉱物資源を2種類挙げよ!
という問題をお客さま方に尋ねる事があります。答えは鉄と塩です。鉄は運動場などで磁石を紐に付けて走り回ると砂鉄が沢山付く事を多くの人が知っているので、答えはすぐに見つかりますが、日本では塩を海水からつくるので塩を鉱物資源とは思わない方が多いので、少しひっかけ問題かもしれません。
エベレストの山頂にもサハラ砂漠の砂漠の下にも岩塩は存在します。
まず有馬温泉の通称「金泉」(きんせん)と呼ばれている有馬の温泉には多量の鉄分と海水以上の塩分が含まれています。
地球の主成分は塩と鉄です。地球の中にはマントルがあり、同様に主成分が塩と鉄この事から有馬の温泉は地球の中から湧き出ていると考えられます。
このように地球のマグマから湧き出ているタイプの温泉をマグマ水型温泉と呼ばれています。もう一つ循環水型の温泉とマグマ水型の温泉との混ざった温泉が存在します。
まず有馬温泉がある近畿地方には現在火山がありません。少し前までは活火山・休火山・死火山という言い方をしていましたが、現在では火山か火山ではないという言い方になっています。
有馬の温泉は200mほど下から130℃ぐらいの湯が沸いています。もちろん地表に湧出すると大気圧の関係で100℃以下になります。
じゃあ火山の熱源がない近畿地方で、なぜ?高温の温泉があるのでしょうか?
火山のない近畿地方ですが、上に若狭湾があり、右下には伊勢湾。そして左側に大阪湾があります。これら3つの湾を結んだ三角形を「近畿三角帯」と呼ばれています。
日本列島は東西から強い圧力を受けています。柔らかい近畿三角滞は硬い岩盤に挟まれて、東西から圧力を受ける為に、近畿三角滞は断面を見ると波をうったように凸凹になります。
凸の部分んが鈴鹿山脈や比叡山・生駒山脈。凹の部分が琵琶湖や京都盆地奈良盆地になります。
若狭湾から大阪湾を結ぶ線上に六甲山があります。
六甲山は堅い丹波岩盤で、柔らかい近畿三角滞とぶつかると固い六甲山を中心に左右に45℃の角度で亀裂が入って行きます。
これが断層です。
左下の方に向かう断層が、阪神淡路大震災を引き起こした野島断層です。
反対に左上に向かっている断層が、高槻有馬構造線と呼ばれる断層で、慶長伏見の大震災(1596年)の時に動いた断層です。
この高槻有馬構造線上の宝塚の生瀬から有馬温泉に向かっている断層上が蓬莱峡です。
この断層が有馬温泉の中で細かく分かれています。
この細かい断層上に有馬温泉の泉源が存在します。
|